ご挨拶
令和元年8月1日より、組織変更を行い「社会保険労務士法人 いとうADR人事労務」としてスタートすることになりました。
社名にある「ADR」ですが、訴訟手続きによらない紛争の解決方法のことを言います。
A(Altemative 代替的) D(Dispute 紛争) R(Resolution 解決)の頭文字をとっています。
揉め事がっても当事者同士での話合いで早期に解決を図ることを目的としています。
思い出すのが、世の中がバブル経済まっしぐらの若かりし20代の頃のことです。勤務先で仲のいい友人ら3人で一緒に楽しい時間をすごしていました。
ですが、2人が時々言い争いをすると一転してしまいました。2人とも私に何とかしてほしいとサインを送ってくるのです。仲介役になるのは私だけ。「どうにか仲直りしほしい。解決させたい」の気持ちはあっても、とても気が重かったことを昨日のことのように覚えています。
時がすぎ、労使紛争の仲介役(あっせん委員)を行うことがあります。
2人の仲介役が上手にできなかったことをずっと気にしていましたが、皮肉にも仕事になってしまいました。
仲介役でなく、当事者のあっせん代理人になった場合も同様で、あの頃のどうにか解決したい気持ちをもって取り組んでいきたいと思います。
揉め事の解決には、法的な納得はもちろんですが、お互いの気持ちの納得がとても大切で、一つとして同じ内容の紛争はありません。
日々、研鑽し、人の気持ちがくめるよう精進したい思います。
今後とも、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
令和元年8月1日 伊藤 悦子
ロゴマークについて
いとうの「い」ですが、人と人が仲良く手をつないでいるイメージです。たとえ、争うことがあったとしても最後は仲良く手をとりあえることができるよう支援させていただきたい、このような意味をこめております。